2009/12/01


自尊心

今回は「自尊心」についてお話します。

最近は大脳生理学などの研究が進み、脳の働きと個人の思考特性、
行動特性についての関連性が分かってきました。
そして目標達成との関連などが解明されて、
メンタルマネジメントという新しいマネジメント手法が開発されています。

それによると、成果を出せる人の特徴として「自尊心の高い」ことが
重要な要素となっています。
「自尊心」とは、広辞苑によると「自分の尊厳を意識・主張して、
他人の干渉を受けないで品位を保とうとする心理・態度」とあります。
分かりやすい言葉で言い換えると
「自分はかけがえのない重要な存在であると自覚する心」と言えます。
この「自尊心」が低い人は、ビジネスやスポーツにおいて
成果を十分に出すことができないことが分かっています。

ではどうすれば「自尊心」を高めることができるのか?

それは、自己対話(=内省)のやり方にあります。
我々は何かを実行して成功したり、失敗したりしますが、
その時次のような自己対話(=内省)をします。
  ・それは自分らしい
  ・それは自分らしくない

自尊心の高い人は成功すると「これは自分らしい。さすがは自分だ!」と
考えます。また、失敗しても「これは自分らしくない。次には必ずうまくやれる」と
考えます。

反対に、自尊心の低い人は、成功しても「これはまぐれだ。自分らしくない」と考え、
失敗すると「またやってしまった。自分はいつもだめだ!」と落ち込んでしまいます。

物事を悲観的に捉えがちな方、マイナス思考になりがちな方は
ちょっと自己対話のやり方に気をつけてください。
失敗しても「自分には能力がない」と自分を責めるばかりではなく、
「周りの環境が悪かった」「たまたまタイミングが悪かった」
「次に頑張れば成功できるはずだ」などと少し楽観的、
前向きに考えることが重要です。

厳しいビジネスの中で生き抜くためには、あまり周りに振り回されず、
高い自尊心を持つことを心がける必要があります。


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2009/10/06


変えてはいけない普遍的原則とは何か

今は時代が大きく変化している大転換期と言われますが、
まさに日本では政治、経済、社会など従来の変化より遥かに
大きな変化が起こっていることが実感されます。
戦後60年間続いてきた社会が、大きく変わろうとしている
まさに転換期なのです。

このような時代を生きるためには、当然変化に適応しなければなりませんが、
しかし変えてはいけない「普遍的原則」もしっかり自分自身で持っていないと
人生に迷ってしまうと感じています。人間には「変わるべきこと」と
「変えてはいけないこと」の2つがあるように思います。

では「変えてはいけないもの」とは具体的に何でしょうか?

私がとても気に入っている教えは『五常の徳』と『良心の掟』です。
元警視庁参事官の宮崎忠さんより教わりました。

【五常の徳】
 『仁』 相手への思いやり、相手をおもんばかること。
 『義』 打算や損得のない、人としての正しい行動
 『礼』 礼儀、礼節をわきまえること
 『智』 常に学び、叡智を働かせ、正しく判断すること
 『信』 信用、信頼を大切にすること
 
【良心の掟】
 1.正直であれ
 2.卑怯なことはするな
 3.嘘はつくな
 4.約束は守れ
 5.弱いものいじめするな
 6.人には優しくあれ

資本主義の世の中を生き抜くために「正義」よりも「損得」、
「相手を思いやる」ことよりも「自分中心」が優先してしまいがちです。

しかしそれでは我々が人生で求めている「幸せ」をつかむことはできません。
もう一度人間としての「基軸」をしっかりと持つ必要が
あるのではないでしょうか。

私の主催するリーダー研修、店長研修では、宮崎忠さんに特別講演を
お願いしており、企業の中間管理職の方にこのことをお伝えしています。
毎回大好評で、やはり皆さん、すぐに理解されます。
皆様も参考にして下さい。


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2009/08/11


上手なホウレンソウのコツ

「ホウレンソウ」とは「報告・連絡・相談」を略した言葉で、
あいさつや整理整頓と同様に社会人としての基本スキルの一つとして
若手のうちに身に付けるべきものとされています。

しかし、具体的にどのような時に、どんな「ホウレンソウ」をすれば
良いのか教わっていないケースが多く、できる人とそうでない人の
個人差があるように思います。

確かに「ホウレンソウ」が上手な人は、上司にとっては大変助かるし、
逆にできていない部下を見ると、ちょっとイライラさせられることがあります。

ちょっとした「ホウレンソウ」のコツをつかみ、実行するだけで、
間違いなく上司や周りの仲間からデキル人として認められます。
ご参考にして下さい。

【ホウレンソウのコツ10か条】

1.指示された業務が終了したらすぐに自分から終了報告をする。
  相手に聞かれるということは、報連相が遅いということである。

2.結論から伝える。結論→理由→詳細 の順で、
  上司には結論から伝える習慣を身に付ける。

3.悪い内容ほど早めに伝える。
  早い段階で上司の指示を仰げば、問題は大きくならない。

4.即時処理のクセづけをする。
  「後でやる・・」は忘れることが多く、約束を破る。

5.相手に伝わって初めて連絡は完了する。
  FAXやメールを流すだけでなく、確認をする。

6.連絡は具体的に5W2Hを確認して行う。
  Who(だれが) What(何を)When(いつまでに)
  Where(どこで)Why(なぜ)How(どのように)
  How Many(どれだけ)

7.重要な案件や批判、否定はメールでなく直接合って話をする。
  メールでは「報」は伝わっても「情」が伝わらない。

8.考えても分からなければ、速やかに相談すべきである。
  “迷うもの道を聞かず”である。

9.自分なりの仮説を持って相談する。
  丸投げの相談では力は付かない。

10.巧遅拙速でよい。スピードが重要である。
   完全でなくても早めに上司に報告、連絡、相談することが
   重要である。


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2009/06/16


「PDCAマネジメント」について

今回はマネージャーや現場リーダーにとって
不可欠なマネジメント手法である「PDCAマネジメント」について
お話します。

組織の中堅幹部としてマネージャーや現場リーダーの最大の役割は、
トップや幹部が示した組織の目標を、どのようにしたら達成できるか
具体的仮説を考えて、実行計画に落とし込み、メンバーと一緒に
実行に移すことにあります。

「PDCAマネジメント」とは、このリーダーの役割そのものなのです。
特に仮説(Plan)と検証(Check)のサイクルで
改善していくことがポイントとなっています。

私は、毎月のように現場リーダー向けの研修をいくつか実施していますが、
最近この「PDCAマネジメント研修」への参加者が増えています。
また、中堅企業のトップや人事担当者からの企業内での定着化研修の
ご要望も増えてきています。

すでに実施しておられる中小企業のお話をお伺いしていると
次のような課題があることが分かりました。

1.トップが先頭に立ってPDCAサイクルを始めたが、
  どうも現場はやらされ感が強く本気で取り組んでいない。
2.計画(Plan)は細かく作成するが、その後どのように実施したか、
  成果はどうだったかは誰も検証していないため、
  計画を作って満足している。
3.検証(Check)はしているが、うまく進まないと原因の追求が
  曖昧なまま中断し、改善が一向に進んでいかない。

私は、船井総研に入社する前の前職時代、このPDCAマネジメントを
現場マネージャーとして5年間実施していました。
また、船井総研に入社後もいくつかの企業に仕組みとして
導入させていただきました。

結論から申しますと、このPDCAマネジメントを
導入・定着化させるためにはやはり3年~5年位の時間がかかります。
しかし、一旦定着化しますと、一々トップが細かな指示をしなくても、
目標達成に向けて現場がどんどん動き出します。

まずは幹部、現場リーダー全員がPDCAマネジメントの基本を
習得することがスタートだと考えています。


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2009/04/21


中堅社員の方の意識改革、行動変革

今回は中堅社員の方の意識改革、行動変革についてお話します。

入社して3年位までの若手社員のうちは大きな能力差のない社員も、
入社5年から10年の中堅になると、人によって能力や成果に
大きな差が出てきます。若手社員の時は、まじめで素直に
上司の指示を実行すれば評価されるのですが、中堅になると
仕事の成果を出せるようにならないと認められません。

今の時代は年功序列ではなく成果を出した人が
認められる時代ですから、デキル社員は若くても、
あっという間にリーダーになります。私の知っているサービス業の
若手社員は新卒で入社して5年で部長職にまでなりました。

では成果を出せる社員と出せない社員との違いは
どこにあるのでしょうか?

多くの若手社員や中堅社員、現場リーダーにお会いして感じることは、
デキル人、成果を出している人には共通の思考特性、行動特性が
あることが分かります。

<成果を出している人の共通点>
●3つの思考特性・・・「プラス思考できる」「問題意識が高い」
           「感謝する」
●3つの行動特性・・・「よいと思ったらすぐやる」「早起きをする」
           「積極的になる」

この中で、思考特性を変えるには多少時間がかかり、
すぐには変えることはできません。また本当に変わったのか、
変わっていないのかも良く分かりません。

しかし、行動特性はすぐに変えることができるし、目に見えますので、
ここから変えていくことをお勧めします。この3つの行動を
3週間実行し続ければ、今までとは違った成果を必ず出すことができます。
効果抜群です。そしてこの3つの行動特性を実行し続けていると
やがて自分の「行動習慣」になります。習慣にまでできれば、
完全に変わったと言えるでしょう。行動が変われば、
だんだんと思考も変わっていきます。

是非お試しいただきたいし、リーダーの方は部下指導にご活用下さい。

もっと詳しく勉強したい方は、5月よりスタートの中堅社員人財化研修に
ご参加下さい。必ず今までとは違った行動型社員になります。


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2009/02/24


あなたは逆境時でもプラス発想ができますか?

船井総研の考え方の中に“成功の3条件”という言葉があります。
ビジネスで成功する人の共通点は、「勉強好き」「素直」「プラス発想」を
身に付けているというものです。

船井総研の研修やコンサルティングを受けた方なら、
必ず一度はお聞きになったのではないでしょうか。

その中で「プラス発想」を実践することが、一番ハードルが高いように
感じています。「勉強好き」や「素直」は自分の心がけ次第で実行できますが、
プラス発想は常にできるかというと、できない人が80%と言われています。

つまり、景気が良い時や、仕事が好調な時など順境時にはほとんどの人が
プラス発想できるのですが、不景気になったり、降格されたり、
また失業してしまったような逆境時にはほとんどの人が
マイナス発想になるそうです。

ところが成功を収めるような人は、この逆境時にも「プラス発想」ができるのです。
つまりこの不景気をチャンスと捉える、また売上が落ちでも、
お客様の変化に合わせて、今の事業を見直しすれば必ず良くなると
前向きに考える人です。

「そのうちまた景気が回復し何とかなるだろう」と何も行動を起こさないで、
ただ良いことを期待する人は本当のプラス発想ではなくて、
「ノー天気」の人と言います。

プラス発想の人は、現実を一旦否定的に受け止めるのですが、
瞬時にプラスに切り替え、今後の対策を前向きに考えて
行動することができるのです。

日本人では全体の20%~30%しかいないそうです。

最近、脳を活用する本がたくさん出版されていますが、
マイナス発想の人でも脳の使い方の訓練でプラス発想に
変われることが判明してきました。
なかなかプラス発想になれないという方は一度勉強してみて下さい。


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